3児の母・まいのブログ
「ママぽちっ!」へようこそ!
誘発分娩をするにあたり、
まずはダイラパンによる処置を受け、陣痛促進剤に移行することになった私。
先生から陣痛促進剤の種類・費用・リスクについての説明を受けたうえで、実際に投与を開始することになりました。
本記事では、
- 陣痛促進剤を投与する際の流れ
- 2日間にわたって陣痛促進剤を点滴投与した感想や効果
などをご紹介していきます。
陣痛促進剤を点滴投与する際の流れ
陣痛促進剤には点滴タイプと経口タイプがありますが、
先生が「点滴タイプの方が量の調整がしやすい」という考えだったため、私は点滴で投与を受けることになりました。
陣痛促進剤の点滴投与はどのような流れで行われるのか、3つのポイントをご紹介します。
1、過強陣痛防止のため、薬剤の量は少しずつ増やしていく
陣痛促進剤の中で、最も起こりやすいリスクは「過強陣痛」。
詳細はこちらの記事でご紹介していますが、
簡単に言うと、陣痛促進剤が効きすぎて過度に強い陣痛が起きたりすることを言います。
この過強陣痛を防ぐため、
陣痛促進剤の投与は少量から始まり、医師が様子を見ながら徐々に量を増やしていってくれます。
私の場合は、先生が30分おきに薬を増量してくれました。
そのため、「投与を開始するとすぐに陣痛が来る!」という訳ではありません。
2、食事・トイレは普通にできる
一般的に、陣痛促進剤の投与は、
いつ出産に至っても対応できるよう、分娩室の近くの部屋で行われるもの。
お腹に赤ちゃんの心拍等を確認するためのモニターを付け、
ベッドに横になった状態で点滴を受けます。
基本的には寝たきりですが、身体を起こすことは可能。
食事が運ばれてきたら普通に食べられますし、一時的にモニターを外してもらえば、点滴スタンドごと歩いてトイレに行くこともできます。
3、出産に至らなかった場合、夕方には投与が終わる
陣痛促進剤は、出産に至るまでずっと投与しているものではありません。
出産に至らなかった場合、夕方には投与が終了します。
ずっと続けていたら母体や胎児が疲れてしまうから、というのもあるかもしれませんが、
夜は病院の医師の数が減って手薄になるため、管理しきれないという理由もあるようです。
陣痛促進剤を投与していると、陣痛が起こりますが、
この陣痛はあくまでも薬によって人工的に起こされたもの。
途中で投与を止めた場合、徐々に陣痛が弱まっていき、最終的には止まってしまいます。
そのため、夜はゆっくり休んで、明日に備えることができました。
1日目:プロスタグランジンを点滴投与
陣痛促進剤を点滴投与する際のポイントが分かったところで、
私が2日間にわたり投与を受けた実際の流れを解説します。
まずは1日目の流れからです。
-
出産レポ②ダイラパンとは?効果や痛みは?トイレには行かれるの?
続きを見る
上記記事のとおり、私は元々
ダイラパンというバルーンに似た器具を子宮頸管に挿入し、子宮口を拡げる処置を受けていました。
その後、陣痛促進剤の投与に移行したわけなのですが…
ダイラパンから促進剤への移行の流れ
このように、ダイラパンを取り出してから、陣痛促進剤の投与開始までの間はわずか1時間…。
休む間もなくあっという間に移行したため、
バタバタと忙しかったです。
痛みはそれほど…。でもお腹が張って辛い!
陣痛促進剤は2種類ありますが、
1日目に投与したのは、以下のような特徴を持つ「プロスタグランジン」という薬です。
子宮口を柔らかくしながら子宮収縮を促し、陣痛を誘発していく効果のある薬です。
投与後すぐに強い効果が出るというよりは、じっくり時間をかけて効いてくるというのがプロスタグランジンの特徴。
具体的にいうと、不規則で弱い陣痛から少しずつ起こりはじめ、徐々に規則的かつ強い陣痛に変わっていくという方が多いようです。
また、次にご紹介するオキシトシンと比べ、
効き目の個人差が少なく、誰にでも効果が出やすいというメリットもあります。
お昼ころになってようやく「ん?腰が痛いかな?」というくらいの痛みを感じ、
15時ころ規則的な陣痛が起こり始めました。
とはいえ、重めの生理痛程度の痛みでしたし、陣痛の間隔も5分くらい開いており、出産に結び付くような効果的な陣痛が起きたとは言えず…。
このように、痛みは問題無く耐えられるレベルだったのですが、
お腹がパンパンに張ってしまい、そちらの方が辛かったです。
点滴で水分を取り込んでいたせいかトイレが近くなり、何度もトイレに行かざるを得なくなったのですが、
お腹の張りのせいで立ち上がるのも一苦労でした。
18時ころ投与終了
1日目の陣痛促進剤投与は18時ころ終了となりました。
内診してもらったところ、
子宮口の開きは4センチ程度とのこと。
朝の時点では2センチ程度の開きだったので、
プロスタグランジンのおかげで更に2センチ開いた…ということになるでしょうか。
出産時の子宮口の開きの目安が10センチであることを考えると、まだ先は長い…ということで、
翌日も陣痛促進剤の投与を受けることになりました。
2日目:オキシトシンを点滴投与
一晩しっかり休んで、迎えた2日目。
9時ころから陣痛促進剤の点滴投与を再開することになりました。
陣痛促進剤の種類を変更
初日に投与したプロスタグランジンでは効きが弱いと判断されたのでしょうか。
2日目は種類を変更し、「オキシトシン」を投与することになりました。
オキシトシンの特徴は、投与開始後、比較的早い段階から自然陣痛に近い規則的な子宮収縮が起こる傾向があること。
そのため、一刻も早い出産が望まれる事情がある場合には、こちらの薬が使用されるケースが多いそうです。
一方で、プロスタグランジンと比べて効き方に個人差が大きく、出産につながるような効果的な陣痛が起きないケースがあるというデメリットもあります。
投与方法は点滴のみです。
参考:出産レポ③陣痛促進剤の種類やリスクとは?費用はいくらかかるの?
オキシトシンは、上記のような特徴を持っています。
痛い!これって過強陣痛?!
中々規則的な陣痛が起きなかった初日とは異なり、
2日目は投与開始後1時間くらいで陣痛が起こりはじめました。
痛みが強くなっていき、辛さが増していきます。
陣痛の間隔も徐々に短くなっていったのですが、
途中、「いや、こんなに何度も陣痛来る!?」と思うほどに。
トイレに入っている間だけで5~6回の陣痛が起こって、痛みで歩行が困難になり、中々トイレから出てこない私を心配した看護師さんが様子を見に来たほどで、
30秒もしないうちに次の陣痛が来ていたと思います。
すぐに先生が来て、「少し薬が効きすぎだね」とおっしゃり、薬の量を減らしてくれましたが、
おそらく、過強陣痛になりかけていたのでしょう。
17時ころ投与終了
一度体内に入った薬は中々抜けないのか、薬の量を減らしてもらってからも数時間は間隔の短い陣痛に襲われる辛い状況が続き、
ようやく落ち着いてきたのは夕方になってから。
そして17時ころ、そのまま投与終了となりました。
この日も内診してもらいましたが、
子宮口の開きは6センチ程度になったとのこと。
と、ショックが大きかったです…。
2日間の陣痛促進剤の効果=あまり効かなかった!?
2日間にわたる陣痛促進剤の投与を終えた私。
初産であることも関係あるのでしょうか、
どうやら私にはあまり効かなかったようです。
先生曰く、
先生
促進剤を2日間投与すれば、効果が出て、出産に至る人がほとんどなんだけどねぇ…。
とのこと。
また、この後の選択肢としては、
- 陣痛促進剤3日目に突入する
- 帝王切開に切り替える
のどちらかになるので、夫婦でよく話し合って決めて下さいとのお話がありました。
帝王切開で出産することを決断した理由
陣痛促進剤を2日間投与しても出産に至らず、
3日目に突入するか、帝王切開に切り替えて出産するかの選択をすることになった私。
夫ともよく話し合い、
結果として帝王切開で出産しようと決断しました。
その理由は以下の2つです。
①日曜日は投与できないと言われたから
実は、2日目の投与が行われたのは金曜日。
先に述べたとおり、
医師の数が少ない休日には、陣痛促進剤の投与を行わない病院も多くあります。
私の病院もその1つで、「土曜日は投与できるけど、日曜日の投与は行っていない」とのお話がありました。
つまり、陣痛促進剤3日目に産まれなければ、翌日は処置がお休みになってしまい、出産が先延ばしになってしまうということです。
これまでの陣痛促進剤の効き具合から、土曜日のうちに産まれる保証は無い…。
2日間辛い思いをしても赤ちゃんが出て来ず、メンタル的にいっぱいいっぱいだった私の中で、
「とにかく早く産みたい!」という気持ちが強くなっていたのです。
②赤ちゃんをこれ以上苦しめたくないと思ったから
辛かった陣痛促進剤の投与。
しかし、私が辛いということは、お腹の中にいる赤ちゃんも苦しい思いをしているということです。
幸い、2日間の投与を終えても、赤ちゃんは元気な様子でしたが、
3日目に突入することを決めたとして、その間に何かあったら後悔してもしきれない…。
帝王切開で出してあげた方が、赤ちゃんにとっても負担が無いのではないか…。
このように考えたのが、帝王切開での出産を決意した最も大きな理由です。
まとめ
陣痛促進剤を2日間にわたって点滴投与した際の流れをご紹介させていただきました。
残念ながら私にはあまり効果が無かったようですが、
これから陣痛促進剤での出産を予定されている方の参考になれば幸いです。
この後、私は帝王切開での出産に挑むことになります。
ぽちの出産レポート(全7回)
「陣痛促進剤を使えば普通分娩できる!」と思い込んでいたため、
帝王切開は想定外で、怖い気持ちもありましたが、無事に出産することができました。
気になる!という方は、次の記事もお読みいただけたら嬉しいです!
ご存じですか?赤ちゃんを病気から救う「さい帯血」
ママとお腹の赤ちゃんを結ぶへその緒を流れ、赤ちゃんを育ててくれている「さい帯血」。
さい帯血は、産まれた赤ちゃんやそのご家族が、万が一以下のような病気になってしまったとき、その病気の治療に役立つ可能性を秘めています。
- 白血病
- 脳性まひ
- 自閉症
- 小児難聴
上記のほか、治療法のない多数の疾患に対し、さい帯血の利用が期待されているのです。
そんなさい帯血ですが、
採取できるチャンスはたった一度…「出産のとき」だけ。
採取した後のさい帯血は、「さい帯血バンク」にて長期間保管することができ、
万が一のことが起きたときに引き出すことができます。
「さい帯血バンク」の資料請求は、無料で行うことが可能。
一生に一度しかない赤ちゃんを救うチャンスを逃さないためにも、
出産前に「さい帯血バンク」のことをよく知ってみませんか?
\無料資料請求はコチラから/