3児の母・まいのブログ
「ママぽちっ!」へようこそ!
第1子である息子・なぁくん妊娠中のこと。
かなり初期の段階から、胎児の頭が大きめであることを指摘されていました。
平均値と比べてあまりにも大きく、
少し遠くにある大学病院まで足を運んで精密検査をしてもらったことがあるほどです。
最終的には頭の大きさを表す「BPD」の数値が10センチ以上となり(詳細は後述しますが、これはかなりの大きさです。)、
- こんなに頭が大きい原因は一体何?
- もしかして、なぁくんには病気や障害があるのでは…
など、本当に心配しましたが、結論を言うと、なぁくんは何の異常も無く産まれ、元気いっぱい成長してくれています。
本記事では、胎児の頭が大きいことで考えうる原因は何かをご紹介するとともに
- なぁくんの「BPD」が10センチを超えるまでの推移や平均値との比較
- 頭が大きい胎児の出産
などについても、私の実体験を踏まえてまとめていきたいと思います。
我が子のBPD(頭の大きさ)が10センチを超えた!
冒頭にて触れたとおり、
なぁくんがお腹の中にいたころ、妊婦健診の度に「胎児の頭が大きい」と指摘され続けました。
最終的にはBPD(頭の大きさ)が10センチ以上となったなぁくん。
なぁくんの頭がいかに大きかったか、平均値と比較しつつ具体的な数値を見ていきたいと思います。
BPDとは?
ここでまず、BPDについて簡単にご説明します。
BPDは「biparietal diameter」の略で、
胎児の頭の左右の幅・つまり直径を表す数値です。
日本語では「児頭大横径(じとうだいおうけい)」と呼びます。
普通、人の頭の大きさを測るときには「頭囲」、つまり頭の周囲の長さを測るかと思いますが、
お腹の中にいる赤ちゃんの場合は、直径で頭の大きさを表すのです。
こちらはなぁくんのエコー(超音波)写真なのですが、
左下に「BPD=●●mm」と記載されているのが分かります。
我が子のBPDの推移と平均値との比較
さて、なぁくんのBPDの数値は、一体どのように推移していったのでしょうか。
分かりやすく表にして、平均値と比較してみました。
なぁくんのBPDの推移
妊娠週数 | BPD平均値 | 息子のBPD |
13w | 22.7mm | 26.3mm(14w1d相当) |
23w | 55.7mm | 63.5mm(25w4d相当) |
30w | 75.1mm | 83.4mm(34w1d相当) |
34w | 83.6mm | 91.0mm(40w0d相当) |
36w | 86.9mm | 99.1mm(範囲外) |
38w | 89.6mm | 101.5mm(範囲外) |
かなり早い段階から平均を上回りはじめ、1週分・2週分…と大きくなり、
妊娠30週ころには約4週分、34週のころには6週分も大きくなってしまっています。
そして、妊娠36週の段階で測定範囲外となり、
38週ではついに100mm…つまり10㎝超え!
胎児の頭が大きい原因は?考えられる病気や障害
お腹の中の赤ちゃんの頭が大きいと言われると、もしかして何か異常があるのでは…と心配になりますよね。
胎児の頭が大きい原因として考えられる主な病気や障害を3つご紹介します。
妊娠糖尿病
妊婦さんは、妊娠の影響で糖代謝に異常が起こり、糖尿病になってしまうことがあります。
これが「妊娠糖尿病」です。
肥満等が原因という訳ではないので、誰しも発症する可能性があり、発症率は全ての妊婦さんのうち約12%と言われています。
母体が高血糖の状態になると、その母体と胎盤で繋がっている胎児も高血糖の状態となり、血糖値を下げるためにインスリンが通常より多く分泌されるのですが、
インスリンには成長促進作用もあるので、胎児が発育しすぎて巨大児になることがあるのです。
また、先天奇形など、様々な合併症を生じるリスクが上がります。
参考:アスクドクターズ
水頭症
「水頭症」とは、脳の神経が異常をきたし、頭蓋骨の内側に髄液が溜まってしまう病気です。
先天性水頭症の原因としては、髄液の通り道である中脳水道の閉塞・染色体異常などが挙げられ、
赤ちゃんが生まれた後には手術など適切な処置を行う必要があります。
この病気の胎児は、頭が腫れ、エコー上頭が大きく映ることがあるそうです。
参考:福岡脳神経外科病院
ダウン症
発達の遅れや様々な合併症発症の可能性を伴う「ダウン症」。
人間が持ちうる障害の中で、最も有名なものと言っても過言ではないのではないでしょうか。
そんなダウン症児の特徴の1つとして、頭が大きいというのが挙げられるそうです。
参考:出生前診断のこころえ
病気や障害の有無はエコーや検査で判別できる!
このように、胎児の頭が大きいことで考えられる病気や障害はいくつか存在します。
しかし、なぁくんの場合、これらの病気や障害は持っていない可能性が高いという診断を受けました。
これらの病気や障害を持っている場合に見受けられる、
下記のような他の異常が一切見受けられないから、というのが理由でした。
各病気の特徴
- 妊娠糖尿病の場合
→血液検査など、母体側の検査を行えば、妊娠糖尿病を発症しているか否かは明確に判断できる - 水頭症の場合
→脳内に頭が大きくなるほどの髄液が溜まっているなら、その部分が黒っぽく映るなど、エコーでも分かるはず - ダウン症の場合
→頭が大きい以外にも、手足が短い・首の後ろらへんに浮腫がある・心疾患がある(ダウン症児の約50%が心臓に病気を持っているとされている)など、様々な特徴がみられるケースが多い
もちろん100%ではありませんが、検査技術が大幅に発達している今日では、
胎児に何等かの異常がある場合、お腹の中にいる段階でそれが分かることがほとんどだそうです。
病気や障害以外に考えられる原因は?
でも、病気や障害でないとすると、
なぁくんの頭は何故こんなにも大きいのでしょう?
病気・障害以外に考えられる原因を3つ、ご紹介します。
もしかすると遺伝?
まず考えられるのは遺伝です。
両親の頭が大きめである場合、赤ちゃんもその体質を受け継ぐ可能性は大いにあります。
しかし我が家の場合、私も夫もどちらかと言えば頭は小さめ。
遺伝という可能性は低い、という結論に至りました。
因み私は、なぁくん出産から約1年半後、私は第2子となる娘・ひめちゃんを出産しましたが、
ひめちゃん妊娠中、胎児の頭が大きいという指摘を受けた回数はゼロ。
それとも誤差?
お腹の中で、うにょうにょと元気に動き回る赤ちゃん。
エコー検査をしてくれる先生だって人間ですので、胎児の頭の幅を、毎回正確に測れるとは限りません。
当然、誤差が生じることも有り得るでしょう。
しかしなぁくんの場合、
- 妊婦健診を受けていた病院
- 里帰り出産先の病院
- 大学病院(あまりにも頭が大きいので、一度大学病院でエコー検査を受けるように勧められました。)
上記3つの病院でエコー検査をしていただきましたが、
どの病院のどの先生に測ってもらっても、頭が大きいという結論は変わらず。
数ミリ程度の誤差はあるにしろ、胎児の頭が大きめであることは間違いなし!とのことでした。
やっぱり個性!
遺伝でもなく誤差でもない…
となればこれはもう、胎児の個性!としか言いようがありません!
私の心配を和らげようとしてくれた看護師さんは
看護師さん
BPDって頭の直径だから、赤ちゃんの頭の形が綺麗な真ん丸すぎて、ちょっと大きめにでちゃってるのかもよ?
会えるのが楽しみだね!
なんて声をかけて下さいました。
実際産まれてきたなぁくんは、ちょっと頭でっかちだけど、病気も障害も無い健康な男の子。
2歳になった今、いたずら盛りで毎日大変ですが、元気いっぱい育ってくれています!
頭が大きい胎児の出産=帝王切開なの?
胎児の頭が大きいと診断されたママの中には、
- 難産になるのではないか
- 帝王切開にせざるを得ないのではないか
など、出産時の心配をされている方も多いと思います。
頭が大きい胎児の出産は必ずしも大変になるのでしょうか。
難産・帝王切開になるとは限らない
出産するとき、胎児は頭からママの骨盤を通り抜けてきますよね。
胎児の頭が大きいと「児頭骨盤不均衡」と呼ばれる状態になり、
- ママの骨盤と赤ちゃんの頭の大きさが釣り合わなくなり難産になる
- 骨盤を通り抜けられず、帝王切開せざるを得なくなる
といった可能性が高まります。
しかし、必ずしも難産・帝王切開になるとは限りません。
あくまでもママの骨盤の大きさとの兼ね合いになりますので、
ママの骨盤が頭の大きい赤ちゃんにも対応できれば普通に産めますし、逆に、例え頭が小さめの赤ちゃんであっても、ママの骨盤が小さければ難産になる可能性があります。
私の出産はこうだった
因みに私自身の出産はというと…正直言って、それなりに大変な出産となりました。
前述のとおり38週の妊婦健診で「頭が6週分大きい!」と診断を受けた私。
なぁくんは胴体や足など、頭以外の箇所も大きめだったため、
これらの数値を基に算定される胎児の推定体重が4000gを超えてしまったのです。
私の通っていた病院では、
4000g以上の赤ちゃんは難産になる可能性が高まるということで、誘発分娩(計画分娩)を勧める方針をとっていました。
私も誘発分娩をすることになり、数日後に入院。
- ダイラパンという器具(バルーン)を挿入して子宮口を拡げる
- 陣痛促進剤を2日間投与
これらの処置を行いましたが、お腹の居心地がよっぽど良かったのか一向に産まれる気配が無く…(笑)
最終的には帝王切開で出産する運びとなりました。
ぽちの出産レポート(全7回)
頭が大きめの赤ちゃんと対面し、「自然分娩では大変だったかも。帝王切開で良かったかな!」と思いました(笑)
頭が大きい胎児のその後の成長
産まれたばかりのなぁくんの頭囲を測ってもらったところ、36.5センチありました。
産後すぐの男の子の頭囲の平均は33.5センチ。
やはりかなり大きめで、母子手帳に載っている頭囲の発育曲線の正常範囲からもはみ出しています。
元・頭が大きい胎児、現在は2歳になったなぁくんが、どのように成長しているか、簡単にご紹介します。
相変わらず頭は大きめ
頭のサイズは常に大きめに推移しており、発育曲線の正常範囲に収まったことは一度もありません(笑)
ただなぁくんの場合、頭以外も大きめなので、アンバランスな感じはしないかな、と思います。
1歳9ヵ月のとき、病院で健診を受けたところ、
- 身長 89.8センチ
- 体重 14.5キロ
- 胸囲 50.5センチ
- 頭囲 52.3センチ
という測定結果でした。
どのサイズも大きめなのですが、頭囲は本当に別格。
少なくとも私の周りでは、2歳になる前に頭囲が50センチを超えているという子は、なぁくん以外にいません(笑)
あまりの大きさに
看護師さん
頭囲を測り間違えたみたいなので、もう一度測らせてねー!
と、病院の看護師さんが測り直しに来たほどです。
また、保育園の劇で使うねずみの帽子を先生が作ってくれたとき、
他の子はちゃんと被れるのになぁくんだけ頭が入らなかった…という事件が起きたことがありました。
こちらは、ねずみ帽子が入らず、被るというより頭に乗せているなぁくんの写真です(笑)
ズリバイや自立などは中々できず…
同年代の子が被る帽子が入らないこと以外、頭が大きくて困ったことは特にないのですが、
強いて言えば、頭が重いせいか、ズリバイしたり、1人で立ったり歩いたりできるようになるのがとても遅かったです。
なぁくんが各動作をマスターした月齢
- 首すわり→5ヵ月ころ
- 寝返り→7ヵ月ころ
- ズリバイ→1歳ころ
- 1人で立つ→1歳4ヵ月ころ
- 1人で歩く→1歳5ヵ月ころ
私とパパは、「なぁくんは頭と身体が重いから、色々できるようになるのが遅くても仕方ない」とのんびり構えていましたが、
じぃじばぁばは、なぁくんの成長が遅いのでは?とちょっぴり心配していたとか。
確かに、周りを見渡すと、1歳前後で既に歩いている子が多いですからね。
しかし、1歳5ヵ月で初めの一歩を踏み出してからは、あっという間に上手に歩けるようになりましたし、その後受けた健診でも、先生から
先生
これだけ身体が大きいから、自分の足で身体を支えるのが大変だったんでしょうね。
今は上手に歩けているから大丈夫!
と言っていただくことができました。
頭が大きい=頭が良い?
一方で、言葉の発達は同世代の男の子と比べてかなり早い方で、
「おしゃべり上手だね!」なんて声をかけていただく機会も多いです。
一説では、頭が大きい人、即ち、脳が大きい人は、認知能力が高いと言う研究結果も出ているそうですね。
我が家では、こどもちゃれんじやDWE(ディズニー英語システム)などの幼児向け教材を導入しているのですが、
なぁくんは本当に飲み込みが早くて、「うちの子天才?」と思う場面も多々あります(笑)
まとめ
妊婦健診で胎児の頭が大きいと言われると、
「原因は何?」「大切な赤ちゃんに何か異常があるのでは?」と心配になりますよね。
しかし、現代の技術をもってすれば、
100%ではないにしろ、胎児に何らかの病気や障害がある場合、お腹の中にいる段階で分かることがほとんど。
異常の有無は、先生が妊婦健診の度にしっかりチェックしてくれていますので、指摘が無ければ安心して良いでしょう。
現にBPDが10センチを超え、頭が大きいと言われ続けた我が子・なぁくんも、元気に成長してくれていますよ!
お腹の赤ちゃんの頭が大きく、不安を抱えている妊婦さんが、少しでも穏やかな気持ちで毎日を過ごせるよう心から願っています。
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- 白血病
- 脳性まひ
- 自閉症
- 小児難聴
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